<いのち>は医療や介護の視点だけでは深く考えることはできません。では、どこから始めたら良いでしょうか。
評論家・米沢慧氏は<いのち>について、医学のみでなく、心理社会的背景、例えば歴史、文化、経済等、広い視野でとらえ、著書からは高齢社会、自然死、ホスピス、介護等について興味深い考え方を知ることができます。その著書やブログをご覧になられたらいかがでしょうか。
米沢慧 (よねざわ けい)
■1942年島根県生まれ。評論家。早稲田大学教育学部卒業。
都市論、建築論、家族論から介護論まで。
■編集者時代に岡村昭彦に出会い、岡村の運動を支え、没後もその遺志を継いで運動をつづけている。「AKIHIKOゼミ」主宰。岡村昭彦との関わりについて
「出版編集者としての出会いと失敗、その後はフリーランスとして〈人生棒に振っていいという生き方がある〉ことを教わった気がします」
■近年は長寿社会のケアを考える「ファミリィ・トライアングルの会」を主宰。
活動の一環として、東京・千葉・長野などで生命・看護・医療を考えるセミナーにも取り組んでいる。
■著書に『「幸せに死ぬ」ということ』『ホスピスという力』『往きのいのちと還りのいのち』、在宅ホスピス医 内藤いづみさんといのち・ホスピスについて交わした往復書簡『いのちのレッスン』、『自然死への道』(朝日新書)、『病院で死ぬのはもったいない〈いのち〉を受けとめる新しい町へ』(春秋社)。
◆blog◆
米沢慧のブログ:いのちことばのレッスン
http://yoneyom.blogspot.jp/
◆最新著書◆
『いのちを受けとめるかたち―身寄りになること』
http://mokuseisya.com/pg424.html
『市民ホスピスへの道 ―〈いのち〉の受けとめ手になること』
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-36540-3/
◆勉強会◆
福岡県にのさかクリニックのバイオエシックス研究会では米沢氏を講師に迎え、定期的にセミナーが開催されています。その内容は九州医事新報に掲載していますので、ご覧ください。
http://k-ijishinpo.jp/mtos/mt-search.cgi…